京都大学 小児科

京都大学小児科

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京都大学小児科のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
長引くコロナ禍の影響を受けて、こども達と小児医療を取り巻く環境が大きく変化した昨今、心理的・社会的側面を考慮した包括的な対応がこどもの健康を守るためには必要です。こども達の輝かしい未来のために、当教室員一同、さらなる努力を重ねてまいります。

教授ごあいさつ
京都大学大学院医学研究科 発達小児科学 滝田順子(Takita Junko)

prof.Takita

 京都大学小児科のホームページへようこそ。当ホームぺージをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 当院小児科は今年開設120周年を迎えます。これまで世界で活躍する研究者、臨床家を多数輩出し、輝かしい小児科学の歴史を拓いてまいりました。一方で当教室には伝統の中にリベラルが共存しており、ダイバシティーを積極的に推進しています。これまで培ってきた伝統とリベラルの文化を踏襲しつつ、こども達の健康と輝かしい未来を守るために、当教室員一同、今年もさらなる努力を重ねてまいります。
 当院では、小児新部門であるこども医療センター、総合周産期母子医療センター、小児集中治療センターが密に連携して、他施設では実施困難な専門性の高い医療を実践しています。また小児がん拠点病院、ゲノム医療拠点病院、臨床中核拠点病院の機能をフルに活用した先進的高度医療も実施しています。一方で、私達はこどもと家族を中心にとらえたFamily centered care の理念のもと、病棟保育士、チャイルドライフスペシャリストなどのコメディカルとも連携し、専門性の垣根を越えて、多方向から温かい視線で全人的にこどもを診ることを心がけています。

 また、基礎研究の成果を臨床医学へ橋渡しをするトランスレーショナルリサーチを実践し、より高度で良質な医療を提供することが、臨床学教室の重要な使命の一つです。そのために多彩な小児疾患に対して、病態解明と新規治療法の開発に取り組んでおります。多層的オミックス解析に加えてiPS細胞基盤技術を用いて、様々な先天性疾患の病態理解ならびに再生医療の基盤構築も目指しております。多くの先天性疾患は、個体形成の過程において重要な役割を担う遺伝子の機能破綻によって生じていることが知られています。従って、これらの研究は、生命現象を理解する上でも非常に重要な位置づけであり、私どもは小児科学の発展のみならず幅広い生命科学の発展に寄与することを目指しております。
 医学の発展のためには研究と臨床のどちらか一方のみではなく、双方向性の作用が重要と考えます。そのため、研究と臨床を両輪で進めるPhysician scientistsの育成に力を注ぎたいと思います。そして、当教室から小児科のあらゆる分野をリードする次世代のリーダーを数多く輩出することを目標に尽力いたします。この目標を達成するためには、若い先生のみなぎるパワーが必要です。ぜひ、多くの若手医師の入局をお待ちしています。

 現在、医学部に進学する女子学生が増加の一途をたどっており、また、小児科専門医を受験する医師の約40%が女性医師です。当院では院内保育室に加えて病児保育室も完備されております。2024年から適応される医師の働き方改革にも対応しつつ、柔軟性のある連携体制を構築して、一人でも多くの女性医師のキャリアアップを支援してゆきたいと思っております。

 小児科医を目指す若手医師へ
 私たち小児科医の仕事は、“こどもの笑顔を増やす仕事”と言えます。その笑顔により大きな喜びをもらうことができる、小児科はとてもやりがいのある仕事です。こどもを笑顔にするためには、自分たちも楽しく笑顔で仕事することが肝要です。そのためには、よいコミュニケーションや相手の立場に立って、物事を考える思いやりが大切です。ぜひ、自分たちも楽しく仕事をして回りの笑顔を増やしてください。
 組織のために人があるのではなく、人のために組織があるものと思っています。当教室は教室員の多様性を大事にして、思いやりをもって大切に人を育てます。そして、教室員一人一人がモチベーションをもって楽しく仕事ができるような環境づくりを目指します。
 今年から、こども家庭庁が設立され、「こどもがまんなかの社会」の実現に向けて、国を挙げた政策がスタートしました。私達も“こどもがまんなか”のスローガンのもと、全てのこども達の健やかな成長と幸せのためにお役に立つフロントランナーであり続けたいと願っています。

 未来の子どもたちのために一緒に汗をかきませんか?

スタッフ紹介

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各診療グループが連携し、最高水準の医療を提供します。

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小児がん拠点病院について

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子どもも家族も、安心して適切な医療と支援が受けられる『小児がん拠点病院』に選定されています。

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対応疾患

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京大病院では、さまざまな疾患に対応しています。

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最近の主な業績

最近の主な業績

臨床・研究の主な業績になります。

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