キャリアパス
小児科医としてのキャリアは、一人一人の興味やライフステージによってさまざまです。京都大学医学部附属病院小児科では、専門性を深めたい方、ワークライフバランスを重視したい方、教育や研究に携わりたい方など、あなたの「なりたい小児科医像」に合わせた多様なキャリアパスをサポートしています。
実際に働く医師たちの多彩なキャリア例をご紹介します。ぜひ、あなたが思い描く未来のヒントを見つけてください。
実際に働く医師たちの多彩なキャリア例をご紹介します。ぜひ、あなたが思い描く未来のヒントを見つけてください。

中島 光司
| 出身大学 | 京都大学 |
|---|---|
| 出身高校 | 洛星高校 |
| 現在の卒後年数 | 卒後8年目 |
| 入局時卒後年数 | 卒後3年目 |
初期研修から現在に至るまでの職歴
天理よろづ相談所病院(初期研修)京都大学小児科(後期研修)
米国ロックフェラー大学(大学院生)
小児科を志望された理由があれば教えてください
どんなにしんどそうな状態で入院しても、治療がうまくいけばすっかり元気になって、スキップしながら退院してくれることにやりがいを感じたからです。また、成人期にわたる慢性疾患についてはその発症早期から関われるところに魅力を感じました。京大病院での研修・赴任を決めたタイミングと志望理由があれば教えてください
初期研修のうちに一般総合内科に特化したトレーニングを受けたので、後期研修はより最先端の医療が行われている大学病院で小児科研修を行いたいと感じたからです。現在の専門領域・グループを選択された理由があれば教えてください
免疫:臨床面では疾患の幅広さ(commonなアレルギーからrareな膠原病や免疫不全)と長期にわたって患者さんと関わり合えるところ、研究面では学問としての免疫学に興味があったため。大学院を含め、臨床・基礎研究に従事された経験があれば詳細を教えてください
小児の脳炎・川崎病の遺伝的要因を明らかにし、そこから各疾患の病態を明らかにすることを目的とした研究を行っています。国内外問わず留学経験があれば詳細を教えてください
京都大学小児科教授の滝田先生と免疫グループの八角先生からのサポートもあり、ロックフェラー大学で大学院生として留学させていただいています。産休・育休・時短等の制度を利用された経験があれば詳細を教えてください
なしご自身の感じる京大小児科の良いところ・優れているところは?
入局後のキャリアパスの多様性とそれを受け入れてくださる寛容な土壌。後輩へのメッセージ
さまざまなニーズに対応してくれるような寛容な環境だと思います。例えばこういうキャリアパスを歩みたいとか、将来的にこのような医師像を思い描いているとか、もしそういうビジョンがあれば、是非一度相談されてみたらいかがでしょうか。
真田 由希子
| 出身大学 | 滋賀医科大学 |
|---|---|
| 出身高校 | 大阪府立茨木高校 |
| 現在の卒後年数 | 卒後10年目 |
| 入局時卒後年数 | 卒後3年目 |
初期研修から現在に至るまでの職歴
| 卒後1-2年目 | 大津赤十字病院(初期研修医) |
|---|---|
| 卒後3年目 | 京都大学医学部附属病院小児科(専攻医) |
| 卒後4-5年目 | 静岡市立静岡病院小児科(専攻医) うち計半年間、静岡県立こども病院神経科、NICUにて研修(専攻医) |
| 卒後6年目 | 第一子の産休・育休のため休職 |
| 卒後7年目-8年目5月 | 京都大学医学部附属病院小児科神経グループ(キャリア支援医) |
| 卒後8年目6月-3月 | 第二子の産休・育休のため休職 |
| 卒後9年目 | 京都大学医学部附属病院小児科神経グループ(キャリア支援医) |
| 卒後10年目 | 大津赤十字病院小児科 |
小児科を志望された理由があれば教えてください
子どもが好きで子どもと関わる仕事がしたい、子どもを救うことができる仕事がしたいと思い、小児科を志望しました。京大病院での研修・赴任を決めたタイミングと志望理由があれば教えてください
私は専攻医になるタイミングで入局しましたが、関連病院が多く、京大病院も含めてさまざまな病院で研修が積めることが魅力でした。現在の専門領域・グループを選択された理由があれば教えてください
専門:小児科神経グループ理由:急性期から慢性期まで幅広く診療ができることが魅力的であり、またこれまで治療法がなかった神経難病で遺伝子治療などが開発されてきており、今後の進歩が特に期待できる分野だと思い志望しました。
産休・育休・時短等の制度を利用された経験があれば詳細を教えてください
卒後7年目から育児との両立のため、キャリア支援医で週3日の勤務にしています。キャリア支援医という制度は週4日までの範囲で自由に勤務時間を設定できます。初めの1年間は8:30-16:30の時短で勤務していました。キャリア支援医で1年2カ月働いた後に、第二子の産休・育休も取得できました。育児や介護との両立を希望されている方には、とても素晴らしい制度だと思います。
ご自身の感じる京大小児科の良いところ・優れているところは?
小児科の各専門領域の先生方が揃っており、またグループ間の垣根が低く、相談しやすい環境があります。臨床・研究共に幅広く最新の技術を身に付けることができると思います。後輩へのメッセージ
京大小児科では、それぞれの先生方の希望に合わせてさまざまな働き方ができます。雰囲気も良く、楽しく学ぶことができます。ぜひ見学などにお越しください!

仁平 寛士
| 出身大学 | 京都大学 |
|---|---|
| 出身高校 | 洛星高校 |
| 現在の卒後年数 | 卒後15年目 |
| 入局時卒後年数 | 卒後5年目 |
初期研修から現在に至るまでの職歴
| 2010年度入職 | |
|---|---|
| 1~2年目 | 大津赤十字病院 初期研修医 |
| 3~5年目 | 大津赤十字病院 小児科 後期研修医 |
| 6年目 | 京都大学小児科 医員 |
| 7~10年目 | 京都大学大学院 発達小児科学 博士課程 |
| 11年目 | 京都大学小児科 医員 |
| 京丹後市立弥栄病院 | |
| 12~13年目 | 京都大学小児科 医員 |
| 14年目~ | 京都大学小児科 特定助教 |
| 京都岡本記念病院 | 小児科 医長 |
小児科を志望された理由があれば教えてください
全身診療を担いたいと考えたため。その一方で悪性腫瘍、神経疾患治療には苦手意識が強く、終末期医療と小児科で悩んだ末、社会の未来を担う子どもたちを助ける意味で小児科を選択。京大病院での研修・赴任を決めたタイミングと志望理由があれば教えてください
市中病院で学べる症例には限度があると4年目に感じ、元々興味のあった基礎研究にも触れられる大学か、より臨床面を重視したこども病院等の専門施設の2択で悩み、基礎研究に触れるなら早い方が良いと勧められたこともあり、後期研修が終了したタイミングで大学へ戻ることを選択。現在の専門領域・グループを選択された理由があれば教えてください
免疫・消化器・アレルギーグループ所属。小児外科、新生児科等どちらかというと急性期色の強い分野の志望が強かったが、一般小児で鑑別等を徹底して考えることを仕込まれたことが性に合ったのと、市中では珍しい免疫・リウマチ疾患を診断から治療まで完遂させてもらえたことが、理由としては大きい。
大学院を含め、臨床・基礎研究に従事された経験があれば詳細を教えてください
卒後7年目から大学院進学。メインテーマはADA2欠損症という遺伝性自己炎症性疾患。患者さんの血液細胞で得られた知見を実験的にも裏付け、この疾患の病態で今まで知られていない側面を明らかにした。
大学に戻ってさまざま経験させてもらった稀少疾患の1つで、原因不明であった症状が説明可能となり特異的な治療で寛解するのをリアルタイムで体感し、思い入れとしては非常に強い。
未知の疾患で悩む患者さんに診断をもたらすことのやりがいを感じたきっかけでもあり、そこから新しい知見を見出すのは臨床と研究が密接な大学ならでは。
国内外問わず留学経験があれば詳細を教えてください
海外留学は現時点では希望せず。国内で臨床・研究・教育に同程度の比重で従事することが個人的な理想。産休・育休・時短等の制度を利用された経験があれば詳細を教えてください
最近第一子誕生時に出産時、産後2週間休暇取得。大学制度として非常勤にも上記休暇が認められており、所属グループの先生方のご理解もあり家庭状況優先が可能。
ご自身の感じる京大小児科の良いところ・優れているところは?
各小児科疾患分野のエキスパートが揃っており、加えて、臨床だけでなく研究的な造詣が深い先生が多いにも関わらず、コンサルトの垣根は低い。後輩へのメッセージ
小児科は、特段子どもが好きでなくても学問として非常に興味深い分野だと思います。診療では子どもたちの笑顔に癒されること数知れずなので、仕事としてのやりがいは言わずもがなです。
大学診療は、自身の興味の幅を広げ、また真に興味のある対象を見つめ直す機会に満ちていると思いますので、少しでも興味があれば是非一度のぞいてみてください。

窪田 博仁
| 出身大学 | 京都大学 |
|---|---|
| 出身高校 | 東大寺学園 |
| 現在の卒後年数 | 卒後15年目 |
| 入局時卒後年数 | 卒後3年目 |
初期研修から現在に至るまでの職歴
| 平成22年4月 | 京都大学医学部附属病院(初期研修医) |
|---|---|
| 平成24年4月 | 同上 (小児科医員) |
| 平成25年4月 | 兵庫県立塚口病院(小児科医師) |
| 平成27年7月 | 兵庫県立尼崎総合医療センター(小児科医師) |
| 平成28年4月 | 京都大学大学院医学研究科博士課程(医学専攻<発達小児科学分野>) |
| 令和2年4月 | 京都大学医学部附属病院(小児科医員) |
| 令和2年11月 | 京丹後市立弥栄病院(小児科医師) |
| 令和3年1月 | 京都大学医学部附属病院(小児科医員) |
| 令和3年4月 | 埼玉県立小児医療センター(血液・腫瘍科医師 医長) |
| 令和5年4月 | 京都大学医学部附属病院(小児科特定助教) |
小児科を志望された理由があれば教えてください
子どもを助けたかったこと、また全身を診る科であることです。高校時代に当時アフリカでHIV流行により多くの子どもが亡くなっていた状況を知り、そのような病気に苦しむ子どもたちの助けになることができればと思い小児科医師を志望しました。小児科も専門領域には分かれますが、全身を診ることができる診療科であることも魅力的でした。京大病院での研修・赴任を決めたタイミングと志望理由があれば教えてください
血液・腫瘍領域は研究と臨床が直結しやすい領域であること、また小児の死亡原因の多くを小児がんが占めており、その一助になることができればとの思いで、学生時代から小児血液・腫瘍領域に興味を持つようになりました。小児血液・腫瘍分野で臨床経験を積むためには大学病院が望ましいと思い、初期研修医から京大病院での研修を決めました。現在の専門領域・グループを選択された理由があれば教えてください
血液・腫瘍の患者さんは長期入院治療の方も多く、病棟で担当している間に深く関わり、患者さん、ご家族に寄り添える時間をもつことができ、大変やりがいがあると感じました。小児血液・腫瘍の分野では白血病から固形腫瘍までカバーする領域が広いこと、各疾患頻度が多くはなく稀な病態にも対応する必要があります。臨床でも研究でも新しい情報がどんどんでてきますので、患者さんに最適な治療を行うために日々勉強に追われる毎日ですが、それを楽しくも感じます。大学院を含め、臨床・基礎研究に従事された経験があれば詳細を教えてください
大学院ではmiRNAに着目した急性リンパ性白血病の遺伝子解析を行いました。研究でゲノム解析の手法を学んだことは、現在のゲノム医療の時代に活かされる場面が多いと日々感じています。今後の小児がん診療の発展には臨床研究、基礎研究の両方が必要と考えます。研究を経験した臨床家として、今後もその橋渡しになるような研究を続けていければと考えます。国内外問わず留学経験があれば詳細を教えてください
大学院終了後に私は2年間、埼玉県立小児医療センター血液・腫瘍科に臨床の研修のため国内留学をさせていただきました。埼玉県立小児医療センターは国内でもトップクラスの小児がん診療施設であり、2年間の研修でも多くの患者さんの診療を経験せていただきました。部長をはじめとした指導医の先生のもと、主治医として責任をエビデンスに基づいた診療を行えた経験は大変貴重なものと感じています。診療だけではなく、臨床研究や委員会の仕事を積極的にされている先生方も多く、大変刺激になる毎日でした。ご自身の感じる京大小児科の良いところ・優れているところは?
専門性の高い診療、研究を各グループが行っており、小児科としての総合力が高いと感じています。医局、病棟の雰囲気も良いです。
後輩へのメッセージ
小児科医はとてもやりがいのある仕事です。小児医療の発展のために、ぜひ一緒に診療と研究に取り組んでいただけたらと思います。
才田 聡
| 出身大学 | 筑波大学 |
|---|---|
| 出身高校 | 富山県立富山中部高校 |
| 現在の卒後年数 | 卒後21年目 |
| 入局時卒後年数 | 卒後1年目 |
初期研修から現在に至るまでの職歴
| 2003-2004 | 市立岸和田市民病院 |
|---|---|
| 2004-2005 | 京都大学医学部附属病院 |
| 2005-2006 | 滋賀県立小児保健医療センター |
| 2006-2008 | 日本赤十字社和歌山医療センター |
| 2008-2012 | 京都大学大学院 |
| 2012-2016 | 京都大学医学部附属病院 |
| 2016-2019 | 米国国立衛生研究所(NIH) |
| 2019- | 京都大学医学部附属病院 |
小児科を志望された理由があれば教えてください
専門分野や臓器をしぼりきることができず、全身を診ることのできる小児科を選びました。京大病院での研修・赴任を決めたタイミングと志望理由があれば教えてください
私は、現在の初期臨床研修制度が始まる直前の学年で、ストレートで診療科を選ぶ世代でしたので、大学卒業時に決めました。北陸(富山県)出身で、大学は関東でしたので、次は関西に住んでみたいと思い、広い範囲に関連病院を有する京都大学を選びました。臨床医になるつもりでしたが、やろうと思えば研究もできるという点も魅力でした。現在の専門領域・グループを選択された理由があれば教えてください
大学院入学後の臨床duty(臨床に従事する期間)に際し、最も患者数が多い診療グループが血液腫瘍だったので、血液腫瘍グループを選びました。研究は他分野で行うことも考えていたのですが、そのまま血液腫瘍の道に進むことになりました。大変な病気のお子さんが多いですが、やりがいも大きいと感じてます。大学院を含め、臨床・基礎研究に従事された経験があれば詳細を教えてください
医師6年目に大学院に入学し、小児科で臨床検体を用いた研究を行うことになりました。「一過性異常骨髄増殖症(TAM)」という白血病様の病態を引き起こす病気について、腫瘍細胞を免疫不全マウスに移植して、病態の再現や、腫瘍細胞の遺伝学的な進化についての解析を行いました。大学院時代の研究成果は Bloodという血液学の分野で権威ある雑誌に掲載されました(Blood 2013 23;121(21):4377-87)。初めての研究論文がアクセプトされた時は、本当にうれしかったことを覚えています。その後も小児の血液腫瘍に関する研究に従事しています。国内外問わず留学経験があれば詳細を教えてください
2016年から約3年間、米国国立衛生研究所(NIH)の国立ヒトゲノム研究所(NHGRI:National Human Genome Research Institute)にVisiting fellow(いわゆるポスドク)として留学しました。ここでは新しい遺伝子改変技術を用いて、遺伝子改変白血病モデルマウスの作製とその解析を行い、論文にすることができました(Leukemia. 2020;34(3):759-770)。子ども4人を連れての留学は大変なこともありましたが、この上ない経験になりました。ご自身の感じる京大小児科の良いところ・優れているところは?
多くの優れた同期、先輩、後輩に恵まれ、相談できる仲間がたくさんいるところ。豊富な関連施設があり、バランスよく研修できるところ。
研究が臨床に直結しているところ。
後輩へのメッセージ
「始め半分」と言われるように、ものごとは何事も最初が肝心です。患者さんに真摯に向き合い、一生懸命勉強し、優れた仲間と切磋琢磨できる環境で仕事に励んでください。皆さんと一緒に働けることを心待ちにしております。
馬場 志郎
| 出身大学 | 滋賀医科大学 |
|---|---|
| 出身高校 | 岡山芳泉高校 |
| 現在の卒後年数 | 卒後27年目 |
| 入局時卒後年数 | 不明 |
初期研修から現在に至るまでの職歴
京都大学静岡市立静岡病院
京都大学大学院
京都大学
UCSF Glasteone Institute of Cardiovascular Disease
京都大学
